2014-01-01から1年間の記事一覧
以前より繰り返しご案内してきましたアントノフスキーによるSOCスケール日本語版(29項目版および13項目版)の使い方について、webサイトがオープンしましたのでご案内します。 http://hlth-soc.net/soc/ SOCスケールの使い方や問い合わせについては、そのサ…
8月30日に第33回日本思春期学会学術集会でシンポジウムがあり参加してきました。 今回の学会はテーマが「思春期の健康生成-pathogenesisからsalutogenesisへ‐」で、メインシンポジウムも「思春期における健康生成論とSOCへのアプローチ」と言うテーマでした…
5月21〜24日に岡山で第87回産業衛生学会(http://www.convention-w.jp/jsoh87/index.html)が開催されます。 産業衛生学会は、会員数も数千人だったと思うのですがかなり大きな学会で、地方会組織がしっかりしていて地方会ごとに年次学会をしているほか、毎…
アーロン・アントノフスキー氏によって作成されたSOCスケールの日本語版についてです。 昨年よりSOCスケールの使用方法について検討を進めていますが、まだ結論が出ていない状況に有ります。 基本的に2014年4月の段階ではこれまで通り、日本語版の訳者代表で…
最後に、今後の課題について考えたことを示していきます。 第1には、SOCの形成やSOCへの介入に関する研究・検討の蓄積の必要性です。これはSOC自体をプライマリアウトカムとして捉え、どのようにSOCが向上する形で介入を行えばよいのかに関する取組みで、れ…
以降は、今回の会議で感じた私の個人的な感想を述べたいと思います。 今回第21回の会議における健康生成論とSOCの位置づけを考えると大きく2点が考えられました。第1に健康生成論やSOCに関する研究の潜在化です。つまり、これまでは、その学問的立ち位置…
8月26日午後の、組織の健康開発のための能力形成に関するシンポジウムでは、Bauer氏により仕事の要求(Job demands)と資源(Job resources)のモデルの解析結果の報告があり、要求量と資源量の「比」、およびWork related sense of coherence (Work-SOC)の…
(昨日の続き)オーストリアのPelikan氏は、WHOのヨーロッパ支局が出しているという、「ヨーロッパ地域の非感染性疾患(NCD:脳卒中や癌、心疾患、糖尿病、高血圧症など、生活習慣病を含む細菌感染によらない疾患の総称)対策のアクションプラン」における、…
前回第20回世界会議では、Bengt Lindström氏らにより、会期中連日午前午後にわたりシンポジウムやワークショップやパラレルセッションが行われており、会議全体が「健康生成論」一色という状況でした。しかし今回では健康生成論関連の報告は8月26日の一日に…
昨年8月にInternational Union for Health Promotion and Educationという国際組織の3年に1度の学術集会がありました。この学術集会は、3年前にこのブログでも取り上げた会で、ヘルスプロモーションの基礎として健康生成論とSOCが大々的に取り上げられてい…