2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

SOCスケールの高校生、大学生への適用について

SOCスケールの信頼性と妥当性 これについては、これまで私は高校生、大学生を相手にして、さんざんSOCの検討を行って来ていますが、ある意味適用できることを前提として研究をして来ました。 すくなくとも、海外では、中学生から13項目版のSOCスケールを使用…

健康教育学会でのグループワーク

すでに1ヶ月も前になってしまいましたが、今年の健康教育学会の内容の感想です。この間本当に忙しくて、めまぐるしい日々でした。順天堂大学院の授業の準備と高校生のSOCの本の原稿の準備,編集作業、あとは、看護情報学のテキストの修正稿の作成などでめま…

インドの津波の研究

先日のpositive psychology 勉強会のもう一つの研究紹介はインドでの津波被害者の個人および集団のレジリアンスに関する研究でした。これは質的研究で、しかも、flamework approachという方法で、既にインタビューガイドが定まっていて、そこにそってインタ…

sense of coherence と 感謝、positive reframing

先日聖路加でpositive psychology勉強会があり、発表をして来ました。 Lambert NM, et al. A changed perspective: How gratitude can affect sense of coherence through positive reframing, The Journal of Positive Psychology, Vol. 4, No. 6, November…

健康社会学のゆくえ

7月16日に山崎喜比古先生の東大退任記念会(3月19日の延期)があって、参加してきました。私は教室出身ということもあって主催者側にいて、写真係で、ひたすら写真を撮っていました。本当はスピーチの予定がありましたが、時間が押して中止に、花束贈呈役に…

SOCスケールについて(SOCスケール13項目版)

sense of coherence (SOC) スケール13項目版について問い合わせがよくあります。 昨年から書き続けていますが、医学書院の「看護研究」誌に乗せたスケール内容に誤植があって、一部の方の中で混乱が生じている状況が続いているようです。 http://d.hatena.ne…

思春期(学童期)向けSOCスケールについて

思春期用SOCスケールについての質問が健康教育学会で出ていました。SOCスケールは思春期、特に小学生の段階で十分に測定ができる者なのかということです。その時の論点は、そもそもSOCスケール自体、小学生に適用することが難しく、本当に測定できているのか…

SOCスケール得点の意味について

看護の院生への統計の授業も佳境に入って来ました。2変量間の検定についてなかなか理解していただけなかった学生さん方が、多変量解析の話には大変に食いついて来ていて、不思議です。やはり看護系の方々は人間を様々な側面から理解し関わっていくことに元々…