2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

Sense of coherence (首尾一貫感覚)とは

SOCの定義は、Antonovsky(1987)の中で、以下のようにいわれています。 「その人に浸みわたった、ダ イナミックではあるが持続する確信の感覚によって 表現される世界(生活世界)規模の志向性のことである。それは、第一に、自分の内外で生じる環境刺激は、…

8月のSOC研究会

SOC研究会が8月6日に行われました。 内容は、文献紹介「Modin B, Ostberg V, Toivanen S, Sundell K. Psychosocial working conditions, school sense of coherence and subjective health complaints. A multilevel analysis of ninth grade pupils in th…

質的研究と量的研究

様々な質的研究方法論についてまとめてくれていた 昨日8月7日と本日8日と横浜で第37回看護研究学会がありました。昨年はSOCに関する自由集会があって参加しましたが、今年はなかったようです。ただ、テーマが方法論に特化されていて、教育講演やシンポ…

思春期学と数理社会学

先日、高校生におけるSOCスケールの適用可能性について言及しました。http://d.hatena.ne.jp/ttogari-tky/20110726今度の思春期のSOCの本には間に合わないのですが、筑波大の先生方から山崎先生と共著で雑誌思春期学での特集の原稿を頼まれました。S…

研究成果の社会への還元

現在「高校生のストレス対処力SOC」という本を書いています。実質的には脱稿し、現在版組が行われています。3年間の追跡を行った調査結果を用いての検討でしたが、出版社の有信堂高文社からの要望で学術的というよりも、養護教諭や一般の学校教諭向けの実践…