sense of coherenceの呼び方とIUHPE国際会議


7月11日から15日にかけて、スイス・ジュネーブで行われたヘルスプロモーション・健康教育国際連合(IUHPE)に行ってきました。この団体の日本のリエゾンオフィスが日本健康教育学会の中に設置されています。
ここでは、sense of coherenceに関するシンポジウムや講演、会合、演題、等々が連日行われており、いずれの会場もほぼ満席で大盛況でした。
11日に参加した、salutogenesisのworking groupの会合で驚いたのは、私がいた東大の研究室ではSOCのことをそのままアルファベット読みでエス・オー・シーと呼んでいたのに対し、この参加者たちはみな「ソック」と読んでいて、エスオーシーと呼んでいる人は皆無であったことです。。。
基本的に略字を読むときは、sense of coherenceとそのまま略さずに読んでいる場合が多いのですが、例えばSOCscaleというような形容的な役割をするときは、ソック・スケールと呼んでいました。
しかし、こうした略称の読み方においては、何が正しくて何が悪いということもないわけで、伝統的に日本では、エスオーシーのままで良いのではないかとも思います。国際交流の時は、向こうはソックで慣れている、ということを念頭に置く必要はありそうです。ただあまり略称ばかり使わずに、標記の都合上SOCと書くけれども読むときはsense of coherenceと読むのが良いのだとも思います。


ちなみに写真はシンポジウムの時の会場の様子で、写真は故Antonovsky博士とのことです。