sense of coherence とヘルスプロモーションのミニシンポジウム

先日大阪大学で標記の内容のミニシンポジウムが開かれました。台湾の方々をお招きしてのシンポジウムでした。ミニシンポジウムというので、それほど人は多くなかろうと思っていましたが、60名近くが参加していました。

英語で発表しなければならず、しかし、スライドの中は日英併記にしてほしい(漢字を読みたいから)とのことで、なんだかアジアンなコミュニケーションで感心しました。英語は本当にダメなので、ちょっと助かりました。

さて問題の内容ですが、そもそもSOCについて良く分からない方が多いとのこと、また、大学院生をはじめ若手の研究者が多いとのことで、彼らがSOCに関する研究をちょっとでもしたいと思えるような内容にしてほしい、とリクエストが来ていました。私の発表はどちらかと言うと研究の紹介、というような感じにして、今後の示唆のところで、今後はSOCを従属変数とした介入研究の必要性について述べる程度で、理論的な部分に関しては山崎先生にお任せのつもりでした。
togari_082010.pdf 直(英語表現で間違っているところもありますがご容赦ください)

しかし肝心の山崎先生の発表ですが、準備のために順番を後にしたこともあって、終了時間にも間に合わず、内容も途中で打ち切らざるを得ないというかなしい結末でした。

実は今週末、今度は金沢大学の健康増進センター(http://www.well-pro.jp/)の会議でこのことについて私自身が触れることになっています。本当は、阪大での山崎先生の発表内容を少し引用させていただこうと目論んでいましたが、見事に粉砕されてしまいました。
SOC自体ではなくて、健康生成論と健康の定義、という観点から整理してみたいと思っています。