思春期のストレス対処力SOCと第70回公衆衛生学会自由集会(秋田)

先月は1回しか更新できないありさまでした。
今月もどうなるのか心配ですが、少しずつできるところから、しかしまめにつけていくのが日記であろうかとおもいますので、宣伝も兼ねてつけたいと思います。
ひとつは、10月末か11月上旬に有信堂高文社より「思春期のストレス対処力SOC−親子・追跡調査と提言」という書籍が刊行されます。
山崎喜比古先生と私が編集と執筆を行い、そのほか、若手の研究者や、養護教諭の先生が執筆しています。
先方からのリクエストで、わかりやすく実務者向け(学校教育関係者)に作ってほしいということで、3か年に及んだ調査データとその分析から、実践的な示唆を表に押し出してまとめたものです。
データの読み方については、逐一コラムBoxを設けて説明をし、難しい専門用語についても同じくBoxで説明するといった形にしています。逆にSOC研究を始めようとする初学者に向けても役に立つ本になる予定です。
以下は目次(仮)です。ようやく原稿が集まり、校正が進んでいます。

序章 ストレス対処力SOCとは
第1章 調査の目的・概要と本書の構成
第2章 思春期のSOCは形成途上にある ―高校3年間のSOCの変化
第3章 高校生の学校帰属感覚および学校ウェルビーイングとSOC
第4章 高校生の生活習慣とSOC
第5章 高校生を取り巻く人間関係とSOC
第6章 小・中学生時の経験は高校生のSOCに関係するのか
第7章 親のSOCと子のSOCの関係
第8章 高校生のSOCと幼い頃の家族の習慣
第9章 地域住民同士のつながりと地域活動への参加が親子のSOCに関連するか
終章  今後の課題と提言

次に、公衆衛生学会の自由集会を今年も行います。
場所は秋田です。10月19日18:30〜になります。私も報告することになりました。
詳細は改めて記します。