work soc スケール

work soc スケールというものがあります。「ワークソック」と読みます。。。
これもIUHPEで報告されていた内容です。

労働という場面・環境に特化したsense of coherenceということなのだそうです。
このwork socを提唱したBauer氏によると、SOCにもセルフエフィカシーのように次元というかレベルがあって、situationalなレベルとgrobalなレベルにわかれているとのことです。grobalというのはこれまでに測定している総合的なSOCで、彼の言うsituationalなSOCとは、そのシチュエーションに特化されたもの、work socの場合は職業という文脈におけるsense of cohernceということなのだそうです。こうしたさまざまなsituationのSOCが統合されてgrobalなSOCという形になるとのことです。

いってみれば、職場ではSOCが極めて高い(把握可能で、処理可能で、有意味に感じやすい)が、家庭ではSOCが低い(把握できず、処理できず、有意味に感じにくい)こともあると。
こうした各シチュエーションでの感覚を統合したものがいわゆる(grobalな)sense of coherenceなのであると。

わからなくもないなと思いました。また、grobalなSOCが高い場合は、往々にしてsituarionalな部分も高かろうとも思いました。つまりsituationalなSOCを見ることによって、その人の根源にある大本のgrobalなSOCの写しが見えるかもしれません。
また、SOCへの介入を考える場合、こうしたsituationalなSOCをアウトカムとして考えていくことが有効なのかもしれません。
山崎先生が言っているSOCの「見える化」(あまり好きな言葉ではありませんが。。せめて可視化にして欲しい)に近い話なのかもしれないと思いました。